はじめに

上場企業のWebサイト3,557社分のウェブサイトを独自プログラムにより巡回し、Googleタグマネージャ並びにYahooタグマネージャが設置されているか否かを調査しています。企業データ・URLデータは、PathfinderGate - 上場企業(東/札/大/福/名/ジャ/マ 計3564社)のWebサイトURL一覧をまとめてみたをベースとして毎月データのリフレッシュを行っています(直近では移転・削除された情報の反映のみ)。そして、上記データでURLが特定できていないURL、および巡回時にアクセスできなかったURLを除外しています。2016年07月データ集計の対象サイトは3,550社となります。

元としている上場企業リストは、1年少し前のデータなので、上濱さんの記事と比較すると企業数などが多少異なる点に注意してください。

YahooタグマネージャとGoogleタグマネージャの利用状況

利用状況 社数 比率
GTMのみを利用 261 7.35%
YTMのみを利用 105 2.96%
GTMとYTMを併用 100 2.82%
GTM、YTMともに利用していない 3,084 86.87%

結果として、タグマネージャの利用率は、3,550社中466社で13.13%となりました。

また、Googleタグマネージャを利用している453社のうち、Googleタグマネージャ・コンテナを2つ以上設置しているサイトは15社あり、最高で6つのコンテナを設置しているサイトがありました。2016年06月時点ではGoogleタグマネージャ・コンテナを2つ以上設置しているサイトは10個だったため、この1か月で大きく増加したようです。新しく増加した企業は、

  • キリンホールディングス(株)
  • ネットイヤーグループ(株)
  • 協和発酵キリン(株)
  • (株)ガリバーインターナショナル
  • (株)ヤオコー
  • (株)スターフライヤー

で、逆に

  • (株)エイチ・アイ・エス

では2つのGTMタグが入っていたものが1つに減っています。

業種別のタグマネージャ利用状況

No 業種 設置済み 未設置 利用率
1 卸売業 22 329 6.26%
2 小売業 58 289 16.71%
3 サービス業 68 277 19.71%
4 情報・通信 59 284 17.2%
5 電気機器 43 229 15.8%
6 機械 13 219 5.6%
7 化学 26 186 12.26%
8 建設業 15 159 8.62%
9 食料品 21 109 16.15%
10 不動産業 17 96 15.04%
11 その他製品 15 93 13.88%
12 輸送用機器 8 94 7.84%
13 銀行業 29 67 30.2%
14 金属製品 5 87 5.43%
15 陸運業 7 56 11.11%
16 ガラス・土石製品 5 58 7.93%
17 医薬品 7 53 11.66%
18 繊維製品 5 51 8.92%
19 鉄鋼 1 51 1.92%
20 精密機器 2 47 4.08%
21 倉庫・運輸関連業 2 42 4.54%
22 証券業 8 32 20%
23 非鉄金属 3 34 8.1%
24 その他金融業 10 22 31.25%
25 パルプ・紙 2 24 7.69%
26 電機・ガス業 4 21 16%
27 ゴム製品 1 18 5.26%
28 海運業 1 15 6.25%
29 保険業 5 8 38.46%
30 石油・石炭製品 1 12 7.69%
31 水産・農林業 0 11 0%
32 鉱業 0 8 0%
33 空運業 3 3 50%
総計 466 3084 13.12%

サイトに設置しているタグ

先月に引き続き、タグマネージャの設置状況だけでなく、

  • Rtoaster
  • MicroAd Blade
  • どこどこJP
  • DotMetrix
  • Marketo

の各タグの設置状況も見てみました。

結果的には、これらのタグが1つでも含まれているサイトは先月より6サイト減った139サイトとなり、最も多いMicroAd Bladeは82個ありました(先月より2サイト増加)。

これら5つのタグのうち2つ以上を設置しているサイトでは14個あり、そのうち12個がGoogleタグマネージャまたはYahooタグマネージャを設置していました。

このことからも、多くのタグを設置しているケースではタグマネージャの利用が一般的になっている現状が伺えます。

まとめ

調査対象が上場企業のコーポレートサイトなので、サイト改修の頻度が低かったり、導入するタグもGoogleアナリティクスのようなアクセス解析系のもの1つだけ、といったケースが多いと考えられます。それでも全体の利用率が13%を超えており、さらにこの計測を始めてから毎月上昇していることを考えると、どんどん普及しており、今後もまだまだ増え続けると思われます。また昨年別途「ランディングページ集めました」に掲載されているページへのタグマネージャ設置状況を調べたところ、最近作られたページの50%以上がタグマネージャを利用していました。

今後、サイト改修を行うタイミングでタグマネージャへの移行が徐々に進むものと思われます。