はじめに

上場企業のWebサイト3,424社分のウェブサイトを独自プログラムにより巡回し、Googleタグマネージャ並びにYahooタグマネージャが設置されているか否かを調査しています。企業データ・URLデータは、PathfinderGate - 上場企業(東/札/大/福/名/ジャ/マ 計3564社)のWebサイトURL一覧をまとめてみたを利用し、上記データでURLが特定できていないURL、および巡回時にアクセスできなかったURLを除外しています。1年少し前のデータなので、上濱さんの記事と比較すると企業数などが多少異なる点に注意してください。

YahooタグマネージャとGoogleタグマネージャの利用状況

利用状況 社数 比率
GTMのみを利用 188 5.49%
YTMのみを利用 90 2.63%
GTMとYTMを併用 73 2.13%
GTM、YTMともに利用していない 3,073 89.75%

結果として、タグマネージャの利用率は、3,424社中351社で10.25%となりました。

また、Googleタグマネージャを利用している261社のうち、Googleタグマネージャ・コンテナを2つ以上設置しているサイトは8社あり、最高で6つのコンテナを設置しているサイトがありました。

業種別のタグマネージャ利用状況

ここから先は、GoogleタグマネージャかYahooタグマネージャかは区別せずにまとめてみていきます。業種別に見た時に、利用率の高い業種は

  • サービス業, 15.57%
  • 銀行業, 25.26%
  • 情報・通信業, 14.29%
  • 食料品, 14.96%

といった業種になりました。特に銀行業は、71社中24社で利用されており、高い利用率となっています。

逆に、

  • 卸売業, 4.65%
  • 機械, 4.82%

はどちらも5.00%を切る非常に低い利用率となりました。詳細な表は下記になります。

No 業種 設置済み 未設置 利用率
1 卸売業 16 328 4.65%
2 小売業 32 302 12.21%
3 サービス業 52 282 15.57%
4 情報・通信 39 234 14.29%
5 電気機器 26 240 9.77%
6 機械 11 217 4.82%
7 化学 16 191 7.73%
8 建設業 16 154 9.41%
9 食料品 19 108 14.96%
10 不動産業 14 96 12.73%
11 その他製品 14 94 12.96%
12 輸送用機器 6 96 5.88%
13 銀行業 24 71 25.26%
14 金属製品 4 87 4.40%
15 陸運業 5 58 7.94%
16 ガラス・土石製品 3 60 4.76%
17 医薬品 7 53 11.67%
18 繊維製品 5 51 8.93%
19 鉄鋼 0 50 0.00%
20 精密機器 2 48 4.00%
21 倉庫・運輸関連業 2 40 4.76%
22 証券業 5 35 12.50%
23 非鉄金属 2 34 5.56%
24 その他金融業 9 23 28.13%
25 パルプ・紙 2 24 7.69%
26 電機・ガス業 2 23 8.00%
27 ゴム製品 0 19 0.00%
28 海運業 0 14 0.00%
29 保険業 4 9 30.77%
30 石油・石炭製品 1 11 8.33%
31 水産・農林業 0 10 0.00%
32 鉱業 0 8 0.00%
33 空運業 3 3 50.00%

まとめ

調査対象が上場企業のコーポレートサイトなので、サイト改修の頻度が低かったり、導入するタグもGoogleアナリティクスのようなアクセス解析系のもの1つだけ、といったケースが多いと考えられます。それでも全体の利用率が10%を超えていることを考えると、タグマネージャはどんどん普及しているとみられます。また昨年別途「ランディングページ集めました」に掲載されているページへのタグマネージャ設置状況を調べたところ、最近作られたページの50%以上がタグマネージャを利用していました。

今後、サイト改修を行うタイミングでタグマネージャへの移行が徐々に進むものと思われます。