前回の記事の中で、「タグ・トリガーの数に比べて変数の数が少ないGTMコンテナはメンテナンス性が悪い」ということを記載しました。今回の記事では、「変数をどのように活用するべきか」を考えるために、まずは全てのGoogleタグマネージャーコンテナにおいて、自身が必ず作成している「変数」が1つあり、その変数については一般にはあまり知られていないようなので、紹介したいと思います。
Googleタグマネージャの利用状況 44ヶ月間の推移のまとめ
当ブログでは、過去4年間に渡って毎月Googleタグマネージャ並びにYahooタグマネージャの利用状況に関する調査記事を更新してきております。各月の記事では、単月並びに前月との変化についてをお伝えするのみに止まっていますが、約4年間が経過するこのタイミングで、Googleタグマネージャの利用状況がどのように推移してきているかを紹介したいと思います。
JSON-LDで定義されたメタデータをGTMから読み取る方法
多くの人が、HTML上からGoogleタグマネージャにデータを連携するのに、「dataLayer」と呼ばれるデータレイヤー変数を使う手法を利用しています。
しかしながら、私はこの「HTML上からGoogleタグマネージャにデータを連携する」なら「データレイヤー変数を使う」という風潮をあまり好ましいとは思っていません。当然、データレイヤー変数を使うべき内容のものもあると思います。でも、それ以外の選択肢も知った上で、どういった方法でGoogleタグマネージャにデータを連携するべきかを考えるべき時期にきています。
Googleアナリティクスによる現代版のスクロール計測の方法
Googleアナリティクスのイベントトラッキングを使ってスクロール状況をトラッキングしたい。そういったニーズは数年前から出続けており、それに対する解決策として、「画面の何%スクロールされたか?をイベントトラッキングする」実装をしている人がほとんどだと思います。
この記事では、この実装法の問題点とともに、どう実装するのが現代的であるかを解説したいと思います。
SEM Technologyからのクリスマスプレゼント・キャンペーンのお知らせ
2017年も残すところ、あと1ヶ月となりました。年末年始は様々なイベントのある季節ですが、SEM Technologyでもクリスマスに便乗して、クリスマス・プレゼント・キャンペーンを実施することにいたしました。
GTMのインターフェース刷新と新機能「ワークスペース」
Googleタグマネージャのインターフェースが2016年8月30日に刷新されました。ただ、ぱっと見ただけでは、「コンテナ」が「ワークスペース」に変わっただけ、のようにも感じます。しかし、実際にタグやルール、変数を作成しようとすると、動きが大きく変わったのがわかると思います。
2015年4月頃にGoogleタグマネージャのバージョンがv1からv2になってから、約1年半経ってのインターフェース刷新です。v1からv2へのバージョンアップ時は、リスナータグが廃止されたり変数やトリガーの名称変更も合わせて行われましたが、今回の変更は主にインターフェース周りとワークスペースと言う新機能の2点に絞られます。インターフェースやワークスペース機能の使い方については、後々いろいろなサイトが取り上げると思うので、ここでは「ワークスペース」機能にの活用ケースについて考えてみたいと思います。
Googleアナリティクス/Googleタグマネージャーのテンプレートを大公開
新規のサイトを立ち上げる時に、サクッとGoogleアナリティクスを導入したい、と思っている方は多いかと思います。とはいえ、Googleアナリティクスの導入を最低限のものだけで終わらせてしまうと、後々リファラースパムに悩まされることになったり、デフォルトのレポートしか使えず、Googleアナリティクス本来の力が発揮できない事態に陥ってしまいます。
そこで、自身の今までのGoogleアナリティクス/Googleタグマネージャ導入経験から培った経験と知識をもとに、「単にGAタグを設置するだけではできないトラッキング」を汎用的な形でテンプレート化しました。
[GTM Tips01] トリガーを複雑化させない技(モバイルディレクトリ編)
Googleタグマネージャの中級者・上級者ともなると、1コンテナに対して登録しているタグやトリガーの数は数10を超えていることかと思います。実際、自分の管理しているアカウントの中にはタグ、トリガー、変数を合わせて150ほど登録されているものもあります。こうなってくると、設定内容を把握するだけでも大変な労力が必要になり、他の人にアカウントを引き継ぐことが難しくなってしまいます。
今回は、サイトのURL構造上、モバイルディレクトリが存在するパターンを例題に、トリガーを複雑化させない技について紹介します。
1サイトで複数のGoogle Tag Managerを使う方法
Google Tag Managerがリリースされてかなりの年月が過ぎ、タグマネジメントというキーワードも浸透してきたので、既にGoogle Tag Managerを利用している、という方も増えてきたのではないでしょうか?
そのGoogle Tag Managerですが、実はデフォルトのインストールの方法だと、同一サイトに2つ以上のGoogle Tag Managerを導入しようとすると、意図せぬ挙動を起こしてしまいます。
これを何とかして、複数のGoogle Tag Managerを入れれないか試行錯誤してみました。