当ブログについて

世の中にあるほとんどのブログは、

  • はてなブログなどの外部サービスを利用し、プラットフォームは全て外部に任せる
  • MovableTypeやWordPressなどのブログツールを使いブログシステムだけを外部に任せる

のどちらかの形態を取っています。しかし、当ブログではこの何れの方法でもなく、「ブログシステム自体から自分で実装し、クラウドサーバーに配置する」という形態を取っています。最初は、WordPressで数記事書いていたのですが、WordPressのソースコード自体が非常にレガシー(古い)なため様々なカスタマイズをするのが億劫になってしまい、結局Ruby on Railsを使って一からブログシステムを開発しています。

ブログシステムを最初から作っていることで、普段は見ることができないGoogle Botのサイト内の回遊状況をMeasurement Protocolを使って送信することで可視化したりしています。さらに言えば、ブログプラットフォームに縛られない形態をとっているため、今回のAMP対応についても自分がやりたいタイミングで実施することができます(逆に言えば、自分で全てのプログラムコードを書く、という代償を払うことになります)。

直近のモバイルシフトの状況と当ブログ

ここ数年の間でモバイルを取り巻く状況がどんどん変化しており、SEO関連に関する大きな変化だけでも、

  • 2015年04月 モバイルフレンドリーアップデート
  • 2016年02月 AMP(Accelerated Mobile Page)を本格ローンチ
  • 2016年05月 モバイルフレンドリーアップデート第2弾
  • 2016年10月 モバイルファーストインデックスを発表

があります。非常に大きな変化です。当ブログは、モバイルのアクセス比率が約10%であり非常に低いため、あまり気にしていませんでした。しかし、今のアクセス数の伸び悩みを考えると、モバイルに対してなんらかの対策をとる必要があると考え今回のAMP化を行いました。

また、もう1つのAMP化の決め手としては、AMPページ用のコンポーネントが充実化してきたことで、よりリッチなAMPページを作れるようになったことと、AMP向けのGoogleタグマネージャが2016年10月に公開されたことがきっかけです。実際、Googleの広告主向けコミュニティでもAMPに関する質問がいくつか上がるようになってきました。

当ブログでのAMP対応の範囲

フルでAMP対応しようと思うと、少し時間がかかってしまいそうだったので、検索流入を想定して記事ページのみをAMP化することにしました。実際、検索経由のうち90%以上が記事ページに流入しているので、この目論見は間違っていないと思います。

ブログサイトをAMPするときに苦労するのは、コンテンツ内で利用しているリソース(画像やYoutube動画など)をAMP用のタグに変換する部分かな、と思います。このブログでは、記事はマークダウン形式で記述し、ブログシステム側でQiita Markdownを使ってHTMLに変換しています。Qiita Markdownは、拡張性に優れており、AMP用の独自処理を実行する20行くらいのプログラムコードを追加するだけで、画像タグをHTML用の<img>タグから、AMP用の<amp-img>タグに変換することができました。実はまだ、Youtubeタグなど一部のリソースについてはAMP対応していないため、そのようなページではエラーが発生しますが、Search Consoleからの通知を確認し次第、Qiita Markdownの拡張コードを書く形で簡単に対処できそうです。

なお、AMPページにアクセスするには、記事詳細ページのURLの末尾に .amp と付けるだけです。具体的には、この投稿のAMPページは、

https://sem-technology.info/ja/google-analytics/amp-introduction.amp

にて確認できます。

AMP AnalyticsとAMP用Googleタグマネージャ

徐々にまとめていこうと思いますが、ウェブ版のGoogleタグマネージャと比較すると当然ながら自由度が一気に落ちます。特に、カスタムJavaScript変数やデータレイヤー変数、カスタムHTMLタグなどを使ってどんどんカスタマイズしていたマーケターにとっては、AMP用Googleタグマネージャは少し寂しく感じます。また、AMPページ用のGoogleアナリティクス・Googleタグマネージャについて書かれた記事は現時点ではほとんど存在しません。

現時点で、AMPページ用のGoogleアナリティクス・Googleタグマネージャについて詳細が書かれた参考にできるコンテンツは、

が挙げられます。

まとめ

今回、初めて本格的にAMPページ用のGoogleアナリティクスを使って見ましたが、これを本当に使いこなそうと思ったら、Googleアナリティクスのビーコンの使われ方についてきっちり理解していないと難しいな、と感じました。特にフィールドリファレンスは重要なコンテンツの1つになりそうです。Googleアナリティクスは、単に計測タグをサイトに設置するだけではなく、フィールドリファレンスをよく読み、必要なカスタマイズを行うことで、よりレベルの高い計測を実現できます。フィールドリファレンスをまだ読んだことのない方はこの機会にぜひ読んで見てはいかがでしょうか。