Google広告のレポートデータは、「管理画面から直接取得する方法」「Ads API/Scriptなどを使って取得する方法」以外に、「BigQueryに直接エクスポートする方法」が存在します。「BigQuery」と聞くと、エンジニア向けの難しい方法のように感じますが、「BigQuery Data Transfer Service」を利用すると、比較的簡単に利用することができます。
本記事では、「Data Transfer Service」を利用するための設定方法と、このサービスを利用してエクスポートされたデータの利用例について紹介したいと思います。
Google Adsは日々新機能の実装やテストが行われています。これらの新機能の実装・テストの中には、プラットフォーム側の変更のみで行われているものもありますが、それ以外に管理画面の変更を伴う新機能のテストについては一部のユーザーのみを対象にベータ機能として提供されることもあります。しかし、新機能の中にはコンバージョンタグやリマーケティングタグの変更を伴うものも存在します。そして、どうやらこれらのタグはベータ版用のタグが存在する訳ではなく、世界中の全ユーザー共通のタグを利用しているような印象があります。
つまり、このタグの変化をモニタリングしておくことで、今後実装・テストされる新機能を予測することができるのではないか?というのが本記事の趣旨になります。
AdwordsのITP対応が具体的に見えてきました。2ヶ月くらい前から、Googleアナリティクスでは「gtag.js」という新しいトラッキングコードが発表され、動きを見守っていました。当初は「gtag.js」の意図が分からない、という状況でしたが、AdwordsのITP対応が発表されたことで「gtag.js」の意図は、Adwords・DoubleClickのトラッキングコードと統合し、ITPに対応できるようにすること、と判明しました。
しかしながら、AdwordsのITP対応は様々なところにトラップが仕掛けられているように思います。そこで、本記事でAdwordsのITP対応を正確に理解し、正しくタグが設置できるようになることを目的に執筆します。
Googleアナリティクスにおいて、ベータ版として2015年末より追加された計算指標(Calculated Metrics)のAdWords版の機能が1月末にリリースされました。
この機能は、2014年にリリースされた「表示項目のカスタマイズ」機能の強化版という位置付けとなります。リリースされたものの、この機能をどう使うのが良いか考えている最中の人も多いかと思いますので、幾つか活用例をあげてみたいと思います。
9月1日にGmailネイティブ広告が一般リリースされて、すでに利用している方もいらっしゃるかと思います。
Gmail広告では、AdWordsが事前に準備しているテンプレート広告の他に、運用者が制作したHTMLを広告として利用することもできるようになっています(カスタムHTML)。このカスタムHTMLによるGmail広告をいくつか制作したときに、気になった箇所、気をつけなければいけない点などをまとめてみました。
みなさん、電話番号表示オプション使っていますか?この電話番号表示オプションですが、デフォルトのままだと、曜日ごと・時間ごとの表示・非表示の切り替えは可能ですが、祝日であったり不定休の場合に自動で表示・非表示を切り替えることができません。そのため、祝日で電話を受け取れる体制になっていないとしても、電話番号表示オプションがオンのままになっていることがよくあります。
検索ユーザーがせっかく興味を持って電話してくれたのに、電話が不通となってしまっては、ユーザーの利便性が大きく低下します。そこで、祝日など不定期に訪れる電話が受け取れないタイミングに自動で電話番号表示オプションをオフにするためのAdWordsスクリプトを紹介します。
みなさん、ディスプレイ広告を実施するときのクリエイティブの選択肢が、テキスト広告とバナー広告(画像)だけだったりしませんか?自分もつい最近までは、テキスト広告かバナー広告(画像)しか選択肢がなかったのですが、 Google Web Designer というツールを使うと、予想以上に簡単にアニメーションのある広告が作れることが分かりました。
ということで、Google Web Designerを使って、HTML5広告を作るためのチュートリアルを実施します。
Google AdWordsで 未使用のエンティティの削除 に関するアナウンスがありました。キーワードや広告を一気に登録したようなアカウントの場合、中には全く使われていないキーワードや広告文が多々あることと思います。AdWordsの動作を少しでも軽くするためか、アカウントの簡素化を行うようです。先日リリースされたAdWordsのAndroidアプリの通信トラフィックを少しでも減らすためでしょうか?
アカウント簡素化の詳細は、 AdWords アカウントで未使用のエンティティ を見ていただくとして、この簡素化の対象は 既に管理画面で削除済みにしており、100日以上経過、かつインプレッションが1回も発生していないエンティティ とのことです。なので、削除処理をしていないエンティティについては完全削除の対象にならないようです。
ということで、現在使われていないエンティティを完全削除するためにも、インプレッションが全期間に渡って1回も発生していないエンティティを抽出して削除するAdWordsスクリプトを紹介します。
AdWords Scriptの認知度が徐々に高まってきたのか、リスティング広告の運用者の中から、「AdWords Scriptで何ができるのか知りたい」とか「AdWords Scriptについてもっと詳しく知りたい」といった声を聞くようになり、まとめてみました。
プログラミングが必要になるので、手を出しづらい印象がある方が多いようですが、まずは何ができるのか?といったことを知っておくといいと思います(いざとなれば誰かに丸投げで開発してもらえばw)。